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循環器内科

虚血性心疾患

心臓には、栄養を供給するための3つの主要な血管があります。この血管がつまり、心臓の筋肉への血液の供給が減ることや途絶えることを、虚血といいます。 狭心症と心筋梗塞の2つをまとめて虚血性心疾患と呼んでいますが、狭心症と心筋梗塞の大きな違いは、心筋が回復するかどうかです。狭心症では心筋が死なず回復するのに対して、心筋梗塞は心筋が死んでしまい回復しません。いずれの病気も、重症化すると心臓のポンプ機能が低下する心不全や、虚血による重症の不整脈を合併して生命への危険が高まります。

症状別・狭心症の種類

労作性狭心症 運動や何らかの動作(労作といいます)で、心臓に負担がかかり起こるもの。運動時や、通勤途中の歩行時、駅の階段を上るときなどに出現し、休むと症状がおさまる。

 

安静時狭心症 血管のけいれんや血管内に血のかたまりができて冠動脈の血流が減ったときに、安静にしていても起こる狭心症。前者は深夜や明け方に多く、何回も繰り返すことがある(血管れん縮性狭心症・異型狭心症ともいう)。後者は心筋梗塞へ移行する危険性が高い。

 

安定狭心症 最近3週間の症状や発作が安定化している狭心症。

 

不安定狭心症 症状が最近3週間以内に発症した場合や、発作が増悪している狭心症。薬の効き方が悪くなった場合も含まれる。心筋梗塞に移行しやすく、注意が必要である。近年では急性冠症候群という概念がこれに近い。